今年のまとめとか

この記事は苫小牧高専 Advent Calendar 2020 21日目の記事です.

adventar.org

 今年は出張もかなーり少なかった*1ので,すっかり大人しく過ごしていました.というわけであまり書くこともないっちゃないんですが.

学術情報センター長というお仕事

 そもそもなにやってんのお前? という感じの肩書ですが,平たく言えば図書館長+CAI室の偉い人,というところです.あとは学内のネットワークで何かあったら責任をとる役割だったりします*2.運用そのものは職員がいるのでその方々にお任せというところになります.ちなみに,今年度はeduroamの外へ出る際の帯域が増強されました(200Mbps→1Gbps)*3

 あと大きなところでは今年度は予算があたって図書館改修工事と相成りました.改修にあたっては8月くらいから図書館の工事が入り,みなさんにご迷惑をおかけしておりますが,来年度には新しくなった図書館が見られることでしょう.少しは小洒落た風に変わると思います.

 あと,図書館に欲しい本をリクエストしてもらえると助かります.

セキュリティ関係

 北海道のセキュリティ人材の底上げをしようぜという目的で,SC4Yなる人材育成プロジェクトが発足し,そこに携わらせてもらっています.SC4Yは Security College for Youth の頭文字をとったものをベースにした短縮形です.

sc4y.connpass.com

 8月末に仕切りの公立千歳科学技術大学の先生による最初の講演が行われ,11月には僭越ながら講師を務めさせてもらいました.いわゆるオンライン講義だったのですが,北海道だと移動が非常に時間がかかるのもあるので,仮に感染症が収まったとしてもこういう形態でやるのはありじゃないかね? と思ったりしました.運営側は一か所に集まるとしても.

 あとは北海道の教育機関が組織を超えてお互いの得意技?を持ちよってオンラインで伝承するってのは他の地域にはあまりない非常によい試みだと思います.来年以降も続けてほしいなーと思います.

遠隔講義

 個人的にはむしろどんどんやれという考え方です.Teamsの仕様がちょこちょこ変わるのに追従するのはかったるいところはありましたが,詳しくはゆるふわPodcastを聴いてください(手抜き).

yuru28.com

 顔が見えないのは不安な面もありますが,マイペースで進められるという点ではメリットですかね.加えて今年は高知高専の非常勤も持ったのですが,高専によって遠隔講義のやり方も違いますね.まあどのやり方がいいかというと一長一短なんですが.

 

あーあまりオチのつく話にならんかったのであとで修正入りまーす.
明日はつい最近FF関係になったかくえふくんです.

 

*1:昨年はANAのプラチナメンバーを取れる程度

*2:情報処理安全確保支援士という資格があるので適任といえば適任(自画自賛)

*3:アンテナを寮内に増やせと言われそうな気もしますが,先立つものがないのでなんとも

今年度の出張メモ

個人的なメモというか今年の飛行機を使った出張履歴.休み時期は出張が多いねえ.搭乗が50回超えてるし,JALだとサファイアになったんじゃなかろうか.

札幌界隈も含めれば出張そのものはかなり増えるよなあ.奥さんには感謝感激雨あられ

  1. 6 CTS-HND-KUL-HND-CTS, CTS-HND-CTS
  2. 4 CTS-HND-FUK-HND-CTS
  3. 9 CTS-MYJ-HND-CTS, CTS-HND-CTSCTS-HND-CTSCTS-HND-CTS
  4. 0 N/A
  5. 2 CTS-HND-CTS
  6. 4 CTS-HND-CTS, CTS-HND-CTS
  7. 2 CTS-SDJ-CTS
  8. 6 CTS-HND-CTS, CTS-NGO-FUK-ITM-CTS
  9. 12 CTS-KIX-OKA-KIX-CTS, CTS-HND-CTS, CTS-HND-UBJ, IWK-HND-CTS, CTS-SDJ-CTS
  10. 4 CTS-FUK-KMI-NGO-CTS
  11. 4 CTS-HND-CTS, CTS-HND-CTS
  12. 2 CTS-KMQ-CTS

旅行先で財布を落とした時の対応法

この記事は苫小牧高専 Advent Calendar 2019第4日目の記事です.

旅行先で財布を落とした時の対応法について.みなさんはこんなことにならないことが一番ですが,もしなってしまった時のために.

那覇で財布を落とした!!!

 学会に参加するために,のほほんと北海道から沖縄までやってきた.飛行機を降りて,

ゆいレールでホテルの最寄駅まで来て,ショッピングモールのフードコートでご飯を食べてさあホテルへ…と横断歩道まで来たら,財布がない!ない!ない! (ry

やったこと

 まずやったこととしては:

  • 落としたと思われる場所(今回はショッピングモール)のサービスカウンターに届ける
  • 警察に届ける
  • クレジットカード/キャッシュカードを止める手続きをする

 まあこの辺はそんなに面倒ではないかなというところ.ショッピングモールと警察に聞いてみたけどまあ出てきませんわね.ということで停止のためにいろいろ電話.大体のクレジットカードやキャッシュカードは紛失受付窓口が24hr体制になっているので,とりあえずばしばし電話して再発行の依頼.時間はかからずに機械的に.

 ゴールドカードは手数料がかからなかったものの,一般カードは普通に手数料がかかるものが多かったです.

現金がない

 で,手元に残ってたのは,スマホケースに同梱してたクレジットカード(ビュースイカ)と運転免許証のみ.現金がない.これが困った.スーパーとか食事はカードが使えるところを選んでいけばいいけど,公共交通機関はそうもいかないのでした.OKICAというのが使えるようだったけど,Suicaとは非互換のようだった.

 ホテルから大学までタクシーで往復というブルジョアな手も考えたけど(参加費は事前決済してたので,学会の参加には問題なかった),往復で6000円くらいは飛びそうでちょっと躊躇した*1.あとは知人でもいれば現金を借りることもできるだろうけど,那覇では知り合いもいるはずもない.学会で確実に知り合いに会うのは明後日だしなあ.

 ホテルのフロントに「ホテルの銀行口座にお金を振り込むので,現金で引き出してください」と交渉してみたものの通じず*2.というわけで,現金を手に入れるにはどうすればよいかググってみる.

  • 現金書留をホテルに送る
  • クレジットカードのキャッシング
  • ゆうちょの電信現金払
  • 消費者金融

 現金書留は時間がかかってNG*3,クレジットカードはキャッシング枠なし*4,ゆうちょの電信現金払の扱い*5は2019年3月末で終了,消費者金融は場所がわからんし信用に傷がつくのはなあ*6,ということでどうにも手詰まり.

 そこで適当に銀行に駆け込んでみることにした.行ったのは手近にあった某銀行.まずそこでローンを頼んでみても審査に時間がかかるとのことでNG.でもって提案されたのが,

  1. 口座を作る
  2. その口座に振り込んでもらう
  3. 解約する

 というエレガントな解法が提案された.運転免許証が手元にあったことが幸いして口座を作ることに問題はなかった.ということで早速近くでハンコを買い,口座作成.…と思ったら,1円でも現金がないと口座が作れないらしい.

 そこで,いったん当該支店の支店長の口座に振り込んで,そこから入金してもらうという手法で対応してもらった.北海道にいる親に振込を頼んだものの,親とは関係のない人の口座*7への振込だったので,振り込め詐欺と間違われてビビったw*8のですが,無事終了.

 というわけで,某銀行には大変お世話になりました.利益にもならないこんな客にもまともに対応してくれてありがとうございました.

その後

  学会発表*9は無事に済ませたものの,沖縄にいた間は台風にあたってしまい観光という話にもならず,挙句の果てには帰りの飛行機で関西空港周辺で一泊を強いられました.

 結果的には散々な出張でしたねえ.損失は現金\13,000くらいと再発行手数料というところ.

帰ってきた後

 健康保険証の再発行手続きをして,あとはお世話になった銀行にお菓子をお送りしておきました.

考察

 今回はたまたまクレジットカードと運転免許証があったのでよかったのですが,それぞれがなかった場合にどう現金を確保するかを考えてみました.

身分証(運転免許証など)があってクレジットカードがない場合

 身分証がある場合は消費者金融が確実っぽそうです.東京界隈だと警察でお金を借りる方法もあるようですが,試してないのでなんとも.あとはお高めのホテルだとその辺気を回してくれるかもしれません(確証なし).

身分証(運転免許証など)がなくてクレジットカードがある場合

 クレジットカードの枠を現金化するのは多重債務者がよくやる手口でもあるので,やっぱり上と同じでしょうかね.

なにもない場合

 警察かホテルかに泣きつくしかないでしょうか.

 まとめ

 身分証明書と財布は分けておいたほうがいいです.あとは財布とは別の場所に現金を格納しておきましょう.海外出張だとその辺はきちんと分けるんですが,国内出張ということで油断したらこんなことになりました.

 

*1:那覇市琉球大学工学部,実際にはレンタカーを借りるとよかったのかもな

*2:お高めのホテルだと効くかも?

*3:沖縄滞在は3泊4日で北海道から送るとなると3日くらいかかる

*4:使わんから殺したのが裏目

*5:受取郵便局と受取人を指定すれば,口座がなくても現金を送れる仕組み https://www.jp-bank.japanpost.jp/setumeisho/pdf/densin_genkinbarai.pdf

*6:この辺は昭和のおっさんの考え方なのかも

*7:そこの銀行支店長名の口座

*8:銀行間で電話のやりとりもしてたようです

*9:最終日の午後にあたってた

今年度のまとめとか

この記事は苫小牧高専 Advent Calendar 2日目の記事です.

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さていつもは後ろになるのだけど今回は前だ.いやーん.

んー技術的なネタはないし内輪が多いんだろうし,ということで今年の総まとめ.

系長というお仕事

 今年度は系長というお仕事をしていました.まあほかの学校では学科長ともいうかも.学生さんからは偉そうなおっさんだけど普段は何をやってるかわからない,くらいの立ち位置だと思います.んでそんな役になったのかというをちょっと.

 特に何もなければたぶん5年担任を継続したことになったかと思います.世間体のいい言い方をすると「5年担任経験者が少ないから育てないといけない」というのもありますが,5年担任は瞬発力勝負*1なので,ずーっとやってるとだんだんダレてきちゃって*2瞬発力を発揮できなさそうと思ったってのもあります.

 あとは年も年だしキャリアパスを考えると一度系長くらいやっとかんとアレよな,という感覚.自分のキャリアパスは自分で切り開かんとね.

 一応「長」がつく役割ではあるので,外面的には偉くなったと思われるかもしれないけど,個人的な認識はクラス担任と同じレベル*3というところ.実際の業務はプレイングマネージャ*4で,通常業務に加えていざというときの防波堤のような役割があったりします.

そんなわけなので系長のお仕事は

  • 他の先生にやってもらう仕事の采配
  • 系内会議の仕切り
  • 他の先生に振り切れない仕事をやる
  • 会議(これが意外と多い)
  • 何かあったときの対応や責任

 クラス担任のように学生と直接かかわることは少なくなる分,系や学科の学生全体および学校組織全体を見た動き方が必要になる役割で,俯瞰的なものの見方が必要になります.あとはいろいろルーチンワークにはまらない案件があるので,その辺の対応も求められます.個人的にはルーチンワークばかりだと張り合いがないので*5ちょうどよいという感じ.

 あとは直近だと系内の人事関係も系長の掌握事項です.先生にただ役割をはめればいいわけではなく,学校全体の利益になるようにしつつも,先生方個人の今後のキャリアパスを考えて役割を振らないといけないというところ.まあそんなで次年度の役割を振ってたぶんこういう感じで行くのかな,という青写真はできたというところ.後々学生からクレームが入るかもしれんけどw,そういう事情であることをご理解ください.

 学生からは見えない部分での仕事が多いんだなあということを学べたのはいい経験になりました.ちなみに年下*6だからっていって,仕事を年上の人に頼みずらいということはなかったです.だって仕事だから役割が上の人がいうことは聞いてもらわないと困るし.

セキュリティ関係

 今年は @mktakuya の設計による実験 *7が無事に開始&終了してほっとしたというところ.

 最初は彼の専攻科を修了するためのテーマもふらふらしそうだしなあというところと,情報セキュリティ関係のPJでうみさまの会社からIoTカーを購入しててそれをどう使ったもんかなというのが頭にあり,うみさまとmkくんとは面識があるし「わからんことがあったらいつでも聞けるでしょ」くらいのかるーい感じで白羽の矢がたったわけだけど,いい方向で化けてくれて学会発表で賞をもらえるくらいにやってもらえました.これは彼のポテンシャルのなせる業でしょう.

 で,ふろんちあこーすやら専門コースでの研究の進め方の話をしておくと,情報系はコンピュータだけを扱ってる限りにおいては,研究や実験などの遂行で大事故につながることは少ないので,私だとざっくりテーマを与えてあとは定期的に進捗と方向性を聞いてアドバイスを必要に応じてするやり方をとります.

 でもってセキュリティ実験の悩みどころは,私が考えるとソフトウェア系のセキュリティがメインになってしまい*8,結果が確認できるのは画面だけということになりがちなところです.
 実務になればしょうがないにせよ,学生にはいろんな人はいるわけで(こういう意味では,セキュリティ・キャンプに出てくるような意識の高い人に教えるのとは違った難しさがある),セキュリティに興味が大してない人のことを考えると,目に見えて動く何かがあってもいいのではないかと思ってます.うみさまIoTカーはその辺をうまく解消できてると思います.

ちなみに今年度作った教材は

  • うみさまベースでわしがアレンジしたもの(岐阜高専やミニキャンプで晒したもの)
  • mkくんベースのもの(3年の情報科学工学実験)

とで2バージョンあります.

 あとはセキュリティミニキャンプでも講師を担当させてもらったり,せきゅぽろなどに参加させてもらったりとセキュリティ一辺倒だった気もします.あとはKOSENセキュコンや講習会で学生を連れていろんなところに行きました.

まとめ

 まあとりとめのない文章だから適当にあとでいじるかも.今年度は結構忙しかったですが,はてさて来年度はどうなることやら.

明日は #本当にひどい実験 だけでなく #seccamp でもIoTカーに親しんでくれた(?) すとりばくんです.

 

*1:3月~6月は学校で1,2を争う忙しさだけどあとはそれほど,というのが5年間経験した人の感想

*2:この辺は飽きっぽいという私の性格もある気がする

*3:他の先生からは怒られそうだけど

*4:定常業務も多いのでプロマネとはちょっと質が違うし,系長でないとできない仕事もあります.あとはセキュリティPJの仕切りでもあるし

*5:とはいいつつ初年度なのでルーチンワークルーチンワークではないのですが

*6:情報系では下から4番目の若さ,といってもそれなりには歳

*7: a.k.a.  #本当にひどい実験

*8:これはこれでやることはいっぱいあるのですが

理系オタが結婚するとどうなるか

理系オタが結婚するとどうなるか

# これは苫小牧高専 Advent Calendar 2017 - Adventar の21日目の記事です.

どっかから電波が飛んできた(この表現も昭和の香りがしますが)のでこんなネタを書いてみます.

結婚とは

 のっけからまとめますが,まあいろいろ細かいことはあれど,ならせば面白いというところです.まず最初の3年くらいは,仮にどんなに仲がよかろうともいろいろケンカが勃発するのはやむを得ないかなーと思います.まあお互い生活習慣が違うのが一緒になれば,食事洗濯掃除等の家事分担ややり方でいろいろ文句が出るのは当たり前で,その辺はお互い歩み寄る姿勢があればちょうどよくなっていくと思います.

結婚して変わること

  1. 時間の使い方
    特に子供ができてからはこの辺顕著に出ます.要は家に帰ったら基本は家のことをやるという感じ.仕事は原則家に持ち帰らないというのが基本になりました(メールの処理をすることはあるけど).
    今のところは奥さんに家のことを任せていて,帰ったら奥さんのいうように家事をこなしてます.その後毎日1時間以上はその日あったことをしゃべってという感じ.

    家では奥さん(現状専業主婦)が家にいる時間が長いので,基本スタンスは「家のことは奥さんが仕切る」ということで,まあ家にいる時間が短いだろうわしは基本は尻に敷かれるというのがやりやすいというところです.
    幸いにして,奥さんは自分で考えて几帳面にいろいろ動いてくれる人なので,ある意味任せっぱなしで安心.

  2. 金の使い方
    共働きだとまたちがうんでしょうが.うちは小遣い制はとっておらず,必要に応じて互いに口頭で了承取るなりして使うという感じ.無駄遣いはしなくなりましたねー明らかに.昔はボーナスが出るたびに自作マシン(この辺ももう昔の話だな)を作ってたもんですが.その辺は「子供のために使いましょ」ということでコンセンサスが取れてます.

  3. 家事分担
    独身だと適当でいいやーくらいの感覚だったんですが,子供もいるとそうそう手を抜くわけにもいかないのがこの辺.主に担当するのは「土日祝日の子供遊び」「風呂掃除」「食器片づけ」「洗濯物干し」といったところ.この辺はお互いの雰囲気で決めたというところで,奥さんの決定には基本は逆らわないというところでうまくいってる気がします.最初は洗濯干しの仕方から指導を食らった(奥さん曰く,典型的な独身男性の洗濯の干し方だったそうな)けど今はまあそれなりでしょう.子供遊びは,公園に行く,実家に連れて行く,電車に乗って札幌に行き,地下鉄に乗り鉄と適当に.
    なお,この辺は道具を使えば楽にできるところは積極的に入れるようにしてます.ルンバと食洗乾燥器がない世界ではもう生きていけないかも.

  4. 子供
    授かりものとはいえやっぱりいると楽しいものです.幼児になるといろいろとほどよい遊び相手にもなるし,月並だけど「頑張ろう」という原動力になるのは間違いないです.
    最近の子供の趣味は乗り物関係とバトルボットだったりします.

まとめ

 結婚は合う合わないはあるんだろうなーと思います.わしは独身でもいいかーくらいの感覚だったところで,タイミングよく奥さんが現れたというところで今に至ってます.ちなみにエンジニアなら,(職場にもよるけど)外で探す方がいいかもなあというところ.
 子供ができた後は奥さんはどうしても子供にかかりっきりになってしまいますし,なかなか外でぱーっとストレス解消というわけにも行かないところもあるので,そこらへんは多少イラっと来ることがあってもうまく流せるのは大事かなーと思います.
 繰り返しになりますが,お互いどっちが偉いというわけではなく,協力してやっていく姿勢が肝要なのかなと思うのでした.

 

3月のお出かけ予定・イベント

メモの意味合いで.箇条書きの数字が日にちになります.月末に家族旅行が入っているのでかなーりしんどい感じ.とはいえ,来月から5月末までは否が応でも動けないのでこんなもんでしょうかね.

  1. なし
  2. 企業面談
  3. 振替休日
  4. 学研アソシエ@サッポロファクトリー
  5. なし
  6. メディア総研@札幌コンベンションセンター
  7. 企業説明会
  8. サイバーセキュリティフォーラム@札幌
  9. 会議後,複雑系マイクロシンポジウム@函館
  10. 複雑系マイクロシンポジウム@函館
  11. 複雑系マイクロシンポジウム@函館
  12. 会議@一関(移動日)
  13. 会議@一関
  14. 企業訪問@東京
  15. 企業訪問@東京
  16. 卒業式の準備
  17. 卒業式@苫小牧市民会館
  18. なし
  19. なし
  20. 【仮】企業訪問(移動日)
  21. 【仮】企業訪問の後,石川へ移動
  22. 学生イベント@石川高専
  23. 学生イベント@石川高専の後,【仮】企業訪問で移動
  24. 【仮】企業訪問の後,東京へ移動
  25. 【仮】企業訪問(移動日)
  26. 家族旅行
  27. 家族旅行
  28. 家族旅行
  29. 家族旅行
  30. 家族旅行
  31. 家族旅行

※この記事は苫小牧高専アドベントカレンダー2016  21日目の記事です。

 あくまで個人としての発言であり,組織としてのものではありません(お約束のDisclaimerです).

 一応複数の顔がありますが,今回はOBとしてこんな生き方もあるよというところ.

日々の記録の勧め

 こんな話をすると昭和の香り*1がしそうでなんなんですが.また文中にも昭和の香りがあふれてる文字列が出てきますが,そこらへんは生暖かい目で見てください.

 さて,私が大学生時代だったときは,Web日記と呼ばれるものを書いていました.まだブログという言葉がなかった時代のことです.

Web日記 - Wikipedia

 Web日記を書き始めたきっかけは覚えてないけど,ネットサーフィン(死語)してたら「面白そうだな」くらいに思ったのがきっかけだったような気がします.当時はHTMLべた書きで,Perlスクリプトを書いてMakefileも書いて最新版の日記(ダイジェスト版と呼ばれるもの)をWebサーバ上でmakeして作っていたような記憶です.もちろんエディタはNemacsやmuleです(ぉ).
 やや横道ですが,大学のWebサーバもなんでもありの時代で,個人レベルで.htaccessをいじってSSIを使える状態にしたりと,セキュリティがうんぬんいわれる現代から見れば非常におおらかでした.X端末(死語)にも 133.50 系統のグローバルIPが割り振られてた時代でしたし*2
 そんな私の最初のWeb日記は1996年6月に書かれたもので,工学部での運動会とその後の呑み会について書かれたのが一番最初でしたな.一部伏字で最初に書いたWeb日記を転載すると(リンク切れのところもありますがそのままにしてありますのでご容赦を):

1996/06/28(Fri)

北大工学部内での運動会。綱引き+玉入で勝ったからだろうか、 情報工学科優勝!
その後ビールパーティーでむちゃむちゃ飲まされる。○○と話す。やっぱり××はここの講座の出身のようだ。そのあとポテトサーカスでのみかいをやる。

もうすでにでき上がりきっていた

のでタコスに具を包まないで食べてみたり、意味不明の言葉を叫ぶ。その後はボーリング。△△がガーターを跳ね返してスペアを取ったのには驚いた。さらにカラオケを歌う。めずらしくまじめなカラオケモードになる。
酒の消費量はビールコップ7~8杯+α。

 

 まあ今日びの何かをテーマにしたブログとは異なり,紙媒体をインターネット上におこしたような,いわゆる「日記」に近い形態だったですね.そんなわけで他人から見れば「なんじゃこりゃ」という中身でもありますが.会社辞めた後のUQ消化は鹿児島に行って白くまめぐりをしていたってのも残ってますな.

 そんな感じで北大のサーバでへこへこと日記を書いていたら,言語情報工学講座(表現系工学講座,今は知能ソフトウェア研究室,以下言語と表記)の先輩に捕獲されて,なんだかんだで日記上でいろいろ話しているうちに*3研究室も言語にすることにしました.もともとやりたかった方向性だったってのもあるけど.

 大学では3年生のうちに卒論以外の単位を取り終え,4年生になってある意味暇になったので,卒論や院試の勉強をやりつつ,御大のところでJavaのスレッドプログラミングに悪戦苦闘してた気がします.

 とはいっても勉強ばかりでもつまらないので,知能,室工,仙台電波,東京方面などの日記者の方々と,今の言葉でいえばオフ会に参加させてもらったり,院試の前日に集会が催されたり,いろんな事件が起きたりといろいろ楽しい時間を過ごさせていただきました.また,大学院からの首都圏居住時代にもいろいろお世話になりました.この辺で面識のある方々は今でもSNSなどでつながりがあったりするので侮れないです(何が?).

 ということで,同じクラスや学年の人とインターネットサービス上ででも絡むだけじゃなくて,こういうサービスを外の世界というか人脈を広げる方向に使ってもらうと人生が豊かになるんじゃないかなーという気がします.いきなり人脈を広げるのに抵抗があるなら,交友範囲の広い人から紹介してもらう形で広げていくとよいかなというところです.まあ若い皆さんであればわしより使いこなしてるでしょうし,コミュ障のわしに言われても説得力はない気もしますが(ぉ).

 まあだらだらと書きましたが,今回のこの記事を執筆するにあたって昔のWeb日記を読み返すと,20年以上前のことにもなるので当然覚えていないわけです.だけど日記というのは,読み返してその当時を思い出して顔が赤くなったりノスタルジーに浸ったりと,仮にそれがインターネット上のテキストで他人に読まれること前提の文章でも,自分の記録という側面も大きいのだなと思います.

 今日びの皆さんであれば Twitterでもblogでもいいけど,いいことも悪いことも皆さんの軌跡であり,今は「この○○が」とか罵詈雑言を思っていても後で笑って読み返せるときもやってくるし,いつサービスがとまるかわからんので,書いたことのバックアップはきちんと取っておきましょう.インターネット上で公開できないことは紙の日記帳に*4.社会人になると忙しかったり口外無用の話がいろいろありますが,日々の記録をつけるのはマイペースで続けるのがいろんな意味でよいかなと思います. 

  はてさて,これは続くんですかねえ….

*1:私は情報1期だったので歳は悟ってください

*2:Netscape起動したら落ちるのよね…

*3:当時はWeb日記のアンカーにリンクを張って非同期的な会話をするようなスタイルだった.リンクが張られたかはHTTP_REFERERをSSIで記録してチェックしていた.

*4:昔は\なんてのもありましたね(謎)