旅行先で財布を落とした時の対応法

この記事は苫小牧高専 Advent Calendar 2019第4日目の記事です.

旅行先で財布を落とした時の対応法について.みなさんはこんなことにならないことが一番ですが,もしなってしまった時のために.

那覇で財布を落とした!!!

 学会に参加するために,のほほんと北海道から沖縄までやってきた.飛行機を降りて,

ゆいレールでホテルの最寄駅まで来て,ショッピングモールのフードコートでご飯を食べてさあホテルへ…と横断歩道まで来たら,財布がない!ない!ない! (ry

やったこと

 まずやったこととしては:

  • 落としたと思われる場所(今回はショッピングモール)のサービスカウンターに届ける
  • 警察に届ける
  • クレジットカード/キャッシュカードを止める手続きをする

 まあこの辺はそんなに面倒ではないかなというところ.ショッピングモールと警察に聞いてみたけどまあ出てきませんわね.ということで停止のためにいろいろ電話.大体のクレジットカードやキャッシュカードは紛失受付窓口が24hr体制になっているので,とりあえずばしばし電話して再発行の依頼.時間はかからずに機械的に.

 ゴールドカードは手数料がかからなかったものの,一般カードは普通に手数料がかかるものが多かったです.

現金がない

 で,手元に残ってたのは,スマホケースに同梱してたクレジットカード(ビュースイカ)と運転免許証のみ.現金がない.これが困った.スーパーとか食事はカードが使えるところを選んでいけばいいけど,公共交通機関はそうもいかないのでした.OKICAというのが使えるようだったけど,Suicaとは非互換のようだった.

 ホテルから大学までタクシーで往復というブルジョアな手も考えたけど(参加費は事前決済してたので,学会の参加には問題なかった),往復で6000円くらいは飛びそうでちょっと躊躇した*1.あとは知人でもいれば現金を借りることもできるだろうけど,那覇では知り合いもいるはずもない.学会で確実に知り合いに会うのは明後日だしなあ.

 ホテルのフロントに「ホテルの銀行口座にお金を振り込むので,現金で引き出してください」と交渉してみたものの通じず*2.というわけで,現金を手に入れるにはどうすればよいかググってみる.

  • 現金書留をホテルに送る
  • クレジットカードのキャッシング
  • ゆうちょの電信現金払
  • 消費者金融

 現金書留は時間がかかってNG*3,クレジットカードはキャッシング枠なし*4,ゆうちょの電信現金払の扱い*5は2019年3月末で終了,消費者金融は場所がわからんし信用に傷がつくのはなあ*6,ということでどうにも手詰まり.

 そこで適当に銀行に駆け込んでみることにした.行ったのは手近にあった某銀行.まずそこでローンを頼んでみても審査に時間がかかるとのことでNG.でもって提案されたのが,

  1. 口座を作る
  2. その口座に振り込んでもらう
  3. 解約する

 というエレガントな解法が提案された.運転免許証が手元にあったことが幸いして口座を作ることに問題はなかった.ということで早速近くでハンコを買い,口座作成.…と思ったら,1円でも現金がないと口座が作れないらしい.

 そこで,いったん当該支店の支店長の口座に振り込んで,そこから入金してもらうという手法で対応してもらった.北海道にいる親に振込を頼んだものの,親とは関係のない人の口座*7への振込だったので,振り込め詐欺と間違われてビビったw*8のですが,無事終了.

 というわけで,某銀行には大変お世話になりました.利益にもならないこんな客にもまともに対応してくれてありがとうございました.

その後

  学会発表*9は無事に済ませたものの,沖縄にいた間は台風にあたってしまい観光という話にもならず,挙句の果てには帰りの飛行機で関西空港周辺で一泊を強いられました.

 結果的には散々な出張でしたねえ.損失は現金\13,000くらいと再発行手数料というところ.

帰ってきた後

 健康保険証の再発行手続きをして,あとはお世話になった銀行にお菓子をお送りしておきました.

考察

 今回はたまたまクレジットカードと運転免許証があったのでよかったのですが,それぞれがなかった場合にどう現金を確保するかを考えてみました.

身分証(運転免許証など)があってクレジットカードがない場合

 身分証がある場合は消費者金融が確実っぽそうです.東京界隈だと警察でお金を借りる方法もあるようですが,試してないのでなんとも.あとはお高めのホテルだとその辺気を回してくれるかもしれません(確証なし).

身分証(運転免許証など)がなくてクレジットカードがある場合

 クレジットカードの枠を現金化するのは多重債務者がよくやる手口でもあるので,やっぱり上と同じでしょうかね.

なにもない場合

 警察かホテルかに泣きつくしかないでしょうか.

 まとめ

 身分証明書と財布は分けておいたほうがいいです.あとは財布とは別の場所に現金を格納しておきましょう.海外出張だとその辺はきちんと分けるんですが,国内出張ということで油断したらこんなことになりました.

 

*1:那覇市琉球大学工学部,実際にはレンタカーを借りるとよかったのかもな

*2:お高めのホテルだと効くかも?

*3:沖縄滞在は3泊4日で北海道から送るとなると3日くらいかかる

*4:使わんから殺したのが裏目

*5:受取郵便局と受取人を指定すれば,口座がなくても現金を送れる仕組み https://www.jp-bank.japanpost.jp/setumeisho/pdf/densin_genkinbarai.pdf

*6:この辺は昭和のおっさんの考え方なのかも

*7:そこの銀行支店長名の口座

*8:銀行間で電話のやりとりもしてたようです

*9:最終日の午後にあたってた